埼玉県議会議員みやざき ごいち

県政ブログ
2025年10月24日更新

予算編成過程における透明化について

知事!税金を見る県民の目はすごくシビアなんです!!

「予算編成」って何?

予算の透明化をめざす

県が1年間に使うお金の使い道を決めることを「予算編成」といいます。これは、私たちの税金がどのように使われるかを決める、とても大切なプロセスです。この予算編成がスタートするとき、県はいつも「財政が厳しい」と言っているのに、結果的には毎年予算が提出されてくる。私はこのことについて、実際どのように決められているのかが、詳しく公開されていないと指摘しました。
「県民が納得できるように、もっと予算編成の過程(プロセス)を透明にすべきだ」と知事に質問しました。また、この質問を行う上で、完全透明化を行っている大阪府と熊本県に視察にも参りました。

両方の県とも知事の政治判断で開始されました。そして知事就任時の財政が危機的な状況であったことから、県民への納得説明のために導入されたとヒアリングをしました。振り返ってみると、埼玉県は財政的にそこまでの危機感を覚えていないということなのかと感じました。

私の質問と知事の考え

視察を踏まえて「予算の編成過程をすべて公開するべきではないか」と知事に質問しました。
これに対して、知事は次のように答えました。

公開しない理由

  • 予算編成の途中では、事業の内容や金額が大きく変わることがよくあります。
  • もし、この途中の段階の情報を公開してしまうと、まだ決まっていないことが「正しい情報」として広まり、県民や会社の人たちに誤解を与えてしまう可能性があると考えています。

これまでの透明化の取り組み

  • 毎年12月には、各部署がどれくらいのお金を求めているか、全体の金額を公表しています。
  • 外部の専門家を集めた会議で、事業を評価した内容も公開しています。
  • 知事が最終的に判断した予算案については、その内容を詳しく公開しています。

県民への誤解について、私は「一円一円の県民の税金なんです。どうしても完全に透明化を求めたい」と再度質問をいたしました。それに対して知事は、「県民の税金だからこそ、最終的に決まった予算をわかりやすく説明することが最も重要だ」と強調しました。しかし、私の意見も受け入れ、来年度の予算編成からは、各部署がどのような事業で予算を増やしたり減らしたりしたのか、その内容も公開することを検討すると答えました。

今後の取り組み

このように、埼玉県は予算編成の透明性を高めることの重要性を理解しつつ、誤解を招かないように、公開する情報とタイミングを慎重に考えています。私は県民に誤解を招かないようにしながら、他県で行っている予算の完全透明化を進めていきます。

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